卒業生インタビュー

野澤 文珠香さん
Fumika Nozawa
桜蔭高等学校→東京大学理科l類 [2018年]

斉藤今学期はどんな授業を受講していますか?

野澤物理では力学や熱力学、数学では線形代数とその演習の授業を受けています。また、英語は英会話の授業と教科書を読む授業があり、第2外国語としてフランス語を履修しています。理系は必修の授業が多く、数学やフランス語はそれぞれ週に2コマあるため、それだけでほとんど時間割が埋まってしまいます。

斉藤課外活動はどんなことをやっていますか?

野澤サークルで競技かるたをやっています。高校生の時は美術部に入っていたので、大学生になってから始めました。小学生の時に行事の一環で百人一首大会があり、私が負けず嫌いだったので百人一首の句をすべて覚えました。中学校と高校では百人一首をやる機会がなかったので、またかるたをやってみたいと思い、このサークルに入部しました。競技かるたは反射神経と慣れが必要なので、日々練習を重ねています。

斉藤今はJ PREPでTeaching Assistantをしていただいていますが、英語の勉強について、今の中学生にアドバイスなどあればお願いします。

野澤毎週の例文を見て覚えようとしている人が多いです。本当は文を書いて声を出して読むべきなのですが、発音が分からず、曖昧に読んでいたり、読まなかったりしている場合があります。友達と一緒に語学勉強でフィリピンのセブ島に3週間行ってきましたが、私自身も意外に発音ができていなかったので、発音記号をもっと早く理解しておけばよかったと後悔しました。発音はとても大事だと痛感しました。

斉藤発音と意味は直観的なところで繋がっていますよね。単語を覚えるコツも発音にあると思います。カタカナと紐づけて覚えてしまうと単語としての区別がつかなくなりますよね。いずれにしても東京大学でも集団としての学びに貢献できるような卒業生を育てていきたいですね。
東京大学に進学してここが一番素晴らしいと思うところはどこですか?

野澤やはり同級生が素晴らしいと思います。身近なところに必ず何かしらのプロフェッショナルがいるので、その人たちと切磋琢磨できるという環境はとても良い刺激を与えてくれます。私もその人達に負けないように日々精進していきたいと思います。

斉藤東京大学にいる間に多くのことを吸収して、新しい価値を作れる人に育ってくれるよう期待しています。


吉村 相生さん
Aisei Yoshimura
桐蔭学園中等教育学校→千葉大学医学部 [2018年]

斉藤医師を志すに至った経緯を教えてください。

吉村ポランティア活動で福島に行ったときに助けを必要としている多くの方々を見て、自分も将来そのような人々に手を差し伸べられるような人になりたいと思うようになりました。また、元々、脳に興味があったのですが、テレビで脳外科の福島先生を拝見し、強い興味を持ち、脳について深く知ることのできる仕事をやってみたいと考えるようになりました。結論として、医師を目指すことを決意しました。

斉藤大学が始まって今はどうですか?

吉村医学部はコミュニティが思った以上に緊密であることに驚きました。看護学部や薬学部との交流が多いとは言いがたく、授業についても同じ学部の人と受けるものが多く、部活についても同様です。ただしその分、同じ学年の人とは距離が近いため仲良くなりやすいと思います。また意識の高い仲間が多いため、常に刺激をもらっています。また、外部の大学でも学ぼうと思っていて、来年の秋から一年間、イギリスかアメリカヘ留学しようと考えています。ヨーロッパの建築にも興味があるので、個人的にヨーロッパの建物や街並みを見て学び、留学としては医学とテクノロジーについて勉強する予定です。リベラルアーツはとても大事だと思っているので、専門は2つ以上持つと強みになると思います。

斉藤素晴らしいですね。良い学び方の理想の姿を体現している感じがします。英語はどのように勉強していましたか?

吉村文法からではなく、発音から勉強しました。J PREPでは発音と文法を同時にやっているのでとても良いと思います。学校ではどうしても文法だけになってしまい、音を勉強する機会が限られているので、ストーリーなどを耳で聞くことはとても重要だと思っています。

斉藤 感覚的に理解するところと、理屈から入るところを両方やった方が、理解が早く進みますよね。最後に、後輩達にアドバイスをお願いします。

吉村なにが重要かを見極めることは大切だと思います。それは他人から教わってもいいと思いますが、日本語でよんで面白かった本の洋書版や自分の興味のある分野の論文を読んだりすることも役立つかもしれません。また、学校の勉強だけでなく、将来やりたいことなども1つ見つけておいた方がいいなと思います。

斉藤まず人生を楽しみ、楽しみながら学ぶということが大切だと実感します。今後も頑張ってくださいね。


村木直斗さん
Naoki Muraki
東京都立桜修館中等教育学校→日本医科大学 [2018年]

斉藤留学するか国内の医学部に進むか迷っていたこともありましたね。どうして医師の道へ進もうと思ったのですか?

村木元々、医者という職業には憧れていたのですが、中学生の時に熱心に英語を勉強してきて、英語が得意になり、留学も考えるようになりました。しかし、留学して医師の道を目指すのは厳しいと思い、高校2年生の時点で、TOEFLの点数を見て考えようと決めました。結果的に、納得のいく点数を取ることができなかったため、留学を諦めて国内で医師を目指す方向に切り替えました。

斉藤目標点が高かったんですよね。村木君の場合、留学した卒業生が高2時点で取得していた点数を上回っていたので、奨学金を得て留学することも可能だったと思います。それでも、主体的に選び、自分で選んだ結果に責任を持って納得する形で進路を選択することが、大学で良い学びをするために一番大切なことだと思います。医学部で何を学んでいるか教えてください。

村木私の大学では、本格的に医学を学ぶ前に医療現場に触れる機会があります。附属病院と市中病院の見学があり、附属病院では看護実習という形で、看護学生と一緒に周り、市中病院では医師の後るで見学し、医療側の立場で医師の役割について考えさせられました。見学してみて、外来患者を診察する医師はコミュニケーションの取り方が本当に上手です。敬語を使って遠ざけるわけではなく、上手く患者の言いたいことを引き出しています。医師にとってコミュニケーション能力はとても重要なのだと実感しました。また、患者の声を聞きつつ、医師としてやるべきことはやるという芯の強さを感じました。

斉藤 実際に医学生として展望して、今後どんな道に進みたいと考えていますか?

村木救急医療に代表されるように臨床の現場で人の命に直接かかわる仕事に憧れています。救急はとても大変な仕事ですが、医師をやるなら最前線でという気持ちがあり、目指そうと思っています。険しい道になるかもしれませんが、医師の道は勉強をすればするほど技術が身についていくので、努力次第で乗り越えられると考えています。なにより、夢に向かって一歩踏み出すことが出来て良かったと思っています。

斉藤 人の命を預かる仕事ですから、覚悟がないと務まらないですよね。とても強い意志を持って勉強しているのが分かります。一方で医師というキャリアを考えると、英語力があることがプラスになるかもしれませんね。

村木相当プラスになると思います。試験では英語が出てくる場面が多く、学術論文を読むにしても英語です。英語力が無いと厳しいと思います。

斉藤最後に後輩たちへのアドバイスをお願いします。

村木最初に目指していた道が必ずしも正解とは限らないし、不正解でもないかもしれませんが、どの道を選んだとしても努力次第でどうにかなる可能性はあります。早めに諦めるのではなく、自分の進みたい道をよく考えて選ぶべきだと思います。また、どこを目指すにしても英語を伸ばしておいて損することは無いと思います。JPREPの凄いところは、斉藤先生や卒業生を始め、いろんな人がそれぞれの夢に向かって羽ばたいている人が多いです。だからこそ、自分も夢を持つことができるうえに励みになると思います。やはり夢を見るということがとても大切ですね。

斉藤夢は見ないと実現しないので、やはり夢を見ることから始めないといけないですよね。その夢を叶えられるように応援しています。


犬飼 悠太さん
Yuta Inukai
駒場東邦高等学校→東京大学文科二類 [2017年]

斉藤大学に入っての学び、将来への希望を聞かせてください。

犬飼大学での学びはとても刺激的です。いわゆる進学校で受験勉強をしてきた僕は、勉強は机に張り付いてペンを動かしたり、本に書いてあることをそのまま暗記したりするつまらないものだという印象を強く持っていました。しかし、大学での講義はそれだけではありません。もちろん中高までの受験勉強のような講義もありますが、教科書などに書いてある事実を暗記するというよりは、それを踏まえて自分がどう考えるのかが問われます。そういう授業はとても刺激的で楽しいですし、更にそういう授業を経て、主体的な思考という行為の基礎には様々な意見・論理を受験的に頭に入れることも無駄ではないと気づかされました。知識が欠ければただの無秩序な思考となってしまいますし、思考が欠ければ何の役にも立たないデータが頭に残るだけです。大学ではこれらが揃った学びが楽しめます。将来どの道に進むかを具体的に決定することはまだ出来ていませんが、広い分野について学ぶことでそれを見つけたいです。

斉藤J PREPで学んだことが役立ったと感じることはありますか?

犬飼ほかの塾でなく J PREPに通っていたからこそ学べたものは、Writingだと思います。Writingの授業が始まった当初は60words書くのにも苦労し、これが何の役に立つのだろうと嫌っていましたが、受験が近づくにつれてその授業で学んだことがとても役に立つと分かるようになりました。東大の英語の試験には自由英作文問題があり、学校などの対策の授業では皆短い時間でこれを書き上げるのに苦しんでいましたが、僕は J PREPでの長いWritingに慣れていたためかなり簡単に書き上げることが出来ました。また受験が終わって大学に入ってからはなおのこと役に立っています。大学の授業には英語で論文を書かせる講義など英語を書かなければいけない場面は少なくありません。そんな時J PREPで培ったWriting skillはとても有用です。従来の受験英語では見落とされがちなWritingが学べたことは大きかったと思います。

斉藤J PREPの後輩たちにメッセージをお願いします。

犬飼大学に入って半年ほど経っての感想はひたすら「自由」ということです。もし学びたいと思えばいくらでも学ぶことが出来る一方で、中高までの机上の勉学に時間をとられ中々出来なかったようなことを始めるチャンスでもあります。僕は大学に入って机の上でこつこつ何かを読んだり書いたりするだけが勉強ではないと気づかされ、自分が今まで関わったことが無い人々と話したり、行ったことの無いところに行ってみたり、そうした全てが勉強だという風に思えました。もちろん大学で受ける講義もとても良い勉強で、今までに知らなかった世界を知ることはとても刺激的で楽しいです。「進路どうしよう」と迷っている人も「この道を進もう」と決めている人も、J PREPの生徒の方は多くが大学を受験するでしょう。海外大学の受験なら言うまでもありませんが、ほとんどの国内大学の受験でも英語は必須科目かつウェイトも重いので、受験・大学以降どちらでも通用する英語力を磨くことは絶対に損にはなりません。ぜひ大学での自由な学びに向けて頑張ってください。


足立 健一郎さん
Kenichiro Adachi
筑波大学附属駒場高等学校→慶應義塾大学医学部 [2017年]

斉藤大学では今、どんな勉強をしていますか?

足立私は医学部生ですが、1年生ではまだ医学的なことはあまりやらず一般教養のようなものを勉強しています。ただ、そんな中でも将来医者になるための学びとして介護実習だったり研究室見学があったりして、自分は将来医学に奉仕するのだという自覚がわいてきます。また勉強のみならず医学部体育会のボート部に入り、日々トレーニングに明け暮れています。

斉藤J PREPでの学びが活かされたと思うことはありますか?

足立J PREPでは英語を学んだのみならず、英語を用いて哲学や歴史、科学などを学ぶという本来的な英語の使い方を身に着けることが出来ました。扱う題材はどれも難しく、いつもすごく時間をかけて内容を理解し、discussion用の回答を用意していたのを覚えています。しかし様々な題材に触れたことにより興味の幅が大きく広がったように思います。また、ここでの学習法は1言語としての英語を身近なものにしてくれたように思います。今でも英語で調べ物をすることが多々ありますし、将来的にも英語を介して世界と対話するということが当たり前であることでしょう。

斉藤現在J PREPに通っている生徒へのメッセージをお願いします。

足立英語ができるようになりたい、話せるようになりたいというのは誰しもの願いでしょう。しかし一方で英語が苦手だ、難しい、さらには嫌いだと感じる人も少なくないと思います。当然、英語ができるようなるまでにはわからなくて辛い時が多くあるかと思います。しかし、そんな中でも英語を使っている中で「楽しい」「面白い」と思える瞬間があるはずです。その気持ちを大切にしてください。学んでいく中で「楽しい」「面白い」と感じることができるようになったならそれは大きな成長です。その成長を実感しながらJ PREPでの学びを楽しんでください。

斉藤最後に、将来の夢を教えてください。

足立将来は医学研究をしたい、と思って医学部を志望したのですが最近臨床医にも興味がわいてきていて、どんな道に進むか決めかねています。ひとまずはどんな道に進んでもより多くの人の助けとなれるよう、精進していくつもりです。